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顎関節症について

顎関節症の治療(2) 日常生活での注意!

日常生活での注意は次のようなことです。

1)一般的注意

* 関節や筋肉を冷やさないようにしてください。

* 歯の食いしばりを必要とするような動作は避けてください。

* 急に顎を動かす動作は避けてください。

* あくびをするときには大きく口を開けないようにしましょう。

* 関節や筋肉が疲労するので長時間の会話や、大きな口を
あけて笑うことは避けてください。

* 正しい姿勢を心がけるようにしてください。

* 長時間の仕事や緊張が持続する仕事のときは、時々立ち
上がってストレッチをして筋肉をほぐしたり、30分ごとに
緊張を解放することが必要です。

* 電話を肩と首ではさんで仕事するのはやめましょう。

* ほおづえをつくのはやめましょう。

* つめ、鉛筆、パイプなどを噛むのはやめましょう。
2)食事での注意

* 咀嚼するのに噛み締める必要のある硬い食品
(フランスパン・スルメ・もつ焼き・硬いステーキ・ビーフ
ジャーキー・あわびの刺身など)は避けましょう。

* 食物を咀嚼する時はなるべく両側の奥歯を使ってくださ
い。

* 長時間にわたってガムを噛んだり噛み締めるのはやめま
しょう。

3) 寝る時の注意

* うつ伏せで寝ると、関節や筋肉を圧迫して痛みが出やすく
なるので、なるべく仰向けで寝るように習慣づけましょう

* 高い枕はやめましょう。

4)スポーツについての注意

* 全身的な運動は血液の循環が改善され筋緊張をほぐして
くれます。ただし、激しい運動や強い噛み締めが必要なも
のは避けてください。

* 球技などをした後、症状が強くなったら、しばらくやめたほ
うがいいでしょう。

* 寒いところで行うスポーツの場合、寒さで痛みが強くなる
恐れがあります。

* 格闘技など顎に打撲が生じやすいスポーツも避けてくださ
い。

* スキューバダイビングは比較的長時間マウスピースを噛み
締め、また関節や筋を冷やす可能性があるため、症状が出
ている場合は避けてください。

5)その他の注意

* 発声練習や歌唱練習症状が出る場合はしばらく、避けた
方がいいでしょう。

* 管楽器の練習であごを不自然な位置にしたままで演奏す
ると関節を痛めることがあります。

* 奥歯をぬいたまま義歯をいれていないと、関節への負担が
大きくなります。

* むちうち症などの治療で頚椎を牽引する場合、関節を痛め
る場合があります。
(プロテクターを作ってもらってください)

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