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インプラントについて

禁煙の効果

先日、下顎の両側の奥歯のインプラント手術をした患者さんが術後の消毒と抜糸のため来院されました。

この方は、転勤が多く、多忙な会社員の男性で、以前より奥歯がないのが気になっていたそうですが、なかなか歯医者に通院することがむ難しくのびのびになっていたということでした。

来院のきっかけは、前歯が折れてしまったということでした。

さすがに前歯がないと、見た目も発音も悪くなり、お仕事にも支障がでるので来院されたようです。

まずは前歯の治療を行いましたが、前歯が折れたのも、奥歯がないために前歯に負担がかかっていたことが原因であるため、この来院をきっかけに奥歯の治療も考えるようになりました。

以前よりインプラント治療を検討していたということで、インプラントの方向で検査や診断、設計を行っていきました。

残っている歯はかなり負担がかかっていて、割れている歯もありましたが、歯周病はほとんどなく、骨もしっかりとしていました。

インプラント手術をするのに、問題ない状態でしたが、患者さんは長年タバコを吸われていました。

インプラント治療へのタバコの害を説明したところ、これをきっかけに禁煙することになり、手術の1ヶ月前から禁煙がスタートしました。

順調に禁煙が持続され、いよいよ手術、そして文頭の抜糸の日が来ました。

これまでも、なかなか禁煙できずに手術を受けた患者さんの傷の治りが悪いのを見てきたことがありますので、少し心配で診察したところ、手術した創部はタバコを吸っていない人と同じくらい
きれいに治っており、安心しました。

インプラント治療は始まったばかりなので、これからも十分経過を見ていきますが、お口の健康を見直すことで、全身の健康も考えていただけるきっかけになったのなら、本当にうれしいです。

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