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スタッフノート

むし歯を予防しよう!

歯科助手・受付の恵下田です。

暑さも和らぎ、だんだん涼しくなってきましたね。
夏が終わり、秋になるとみなさんは何を思い浮かべますか。

「読書の秋」「スポーツの秋」など人によって様々なことを思い浮かべると思いますが、私は食べることが好きなので「食欲の秋」を思い浮かべます(笑)。私のように、秋になると栗やさつまいも、サンマなど美味しい秋の味覚を食べたくなる人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はみなさんにむし歯のお話しをしようと思います。

むし歯の原因菌

むし歯の原因菌としてよくあげられるのは、「ミュータンスレンサ球菌」「ラクトパチラス(乳酸菌)」です。これらの菌は、昔からよく知られている菌ですが、最近の研究では「ビフィズス菌」も原因菌になることが分かっています。

むし歯を誘発する成分

むし歯を誘発する成分として有名なものに、「砂糖」があります。その他にも、「ブドウ糖」「果糖」「調理したデンプン」もむし歯を誘発する成分としてあげられます。

むし歯の始まり

むし歯は、飲食をしたときに先ほど紹介した菌や誘発成分が原因となり、歯のミネラルが溶け出すことで発生します。このことを「表層下脱灰」と言い、酸が歯のエナメル質を脱灰することで起こります。脱灰の原因となる「脱灰因子」には、「酸産生細菌」「発酵性糖質」「悪い食習慣」などがあります。特にむし歯は、むし歯の発生を防ぐ「唾液」「抗菌剤」「フッ化物」「良い食習慣」といった「防御因子」よりも「脱灰因子」が強い力を持ったときに発生すると言われています。

つまり、飲食をして口の中が酸性に傾いたままにしていると、むし歯が起こりやすくなるというわけです。

 

むし歯を予防するには

では、どうすれば口の中をむし歯のない清潔な状態に保つことができるのでしょうか。

食後、酸性に傾いたプラーク(歯垢)のpHが元に戻るのは、30分から60分程度かかると言われています。また、食後は唾液の分泌量が減少するためむし歯の「防御因子」の力が弱くなります。つまり、食後、歯磨きをせず口の中がプラークの残ったままだとむし歯菌を増殖させ、むし歯ができてしまいます。

そうならないためには、口の中のプラークを取り除くことが1番大切です。食後すぐに歯ブラシでしっかりと歯を磨き、プラークを落としましょう!ここでのポイントは「食後すぐに」です!

しかし、「出先での食事だとなかなか歯磨きをすることは難しい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。普段から自分の歯ブラシを持ち歩き、歯磨きをしている方はなかなか見かけません。

そこで、歯磨きの次に効果的な「毒出しうがい」(大阪大学大学院歯学研究科 教授、天野敦雄先生考案)について紹介します。

毒出しうがい

おちょこ1杯分くらいの水を口に含む。②上下左右の4箇所それぞれに「強く早く」水をぶつける。(口の中を高圧洗浄するイメージで!)

これなら出先でも実践できるのではないでしょうか!

私も早速やってみようと思います!みなさんも是非試してみてください!

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