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TDC通信お知らせスタッフノート勉強会歯と健康のラボラトリー

MFT(口腔筋機能療法)について👄

こんにちは!

受付・助手の山形です☺

近頃は少しずつ暖かくなり、桜の開花も楽しみですね🌸

 

先日、毎月恒例の院内勉強会が行われ、今回はMFTについてみんなで学びました。

MFTとは、口腔筋機能療法のことで、口の周りの筋肉(口腔周囲筋)と舌のトレーニングの総称です。

あまり聞きなれない治療法かと思いますが、舌や唇、頬の筋肉の機能を改善することで、歯列不正や口呼吸、滑舌などの問題を根本から解決し、さらに矯正治療の効果を高めるサポートをします。

MFTは子供から大人まで幅広い年齢層に適応可能で、早期の取り組みが効果的です。

 

MFTの目的・効果

舌の正しい位置を習得する

正しい呼吸、口呼吸から鼻呼吸へ(お口ぽかんやいびき改善)

正しい飲み込み方や発音の改善

矯正治療の効果を高める

顎の発育を促す

顔や舌の形を整える

 

他にもたくさんありますが、矯正治療を考えている方や、お子様の口腔機能改善を検討中の方は必須です!

歯列が気になる方や矯正治療後に後戻りしてしまった方はいませんか?

このような方は口腔周囲筋や舌筋が乱れている可能性が高いです。

MFTは顎の正しい発育と矯正治療後のきれいな歯並びの維持にも繋がります。

 

 

特に舌癖は歯並びに大きな影響を及ぼします。

私たちは1日600~2000回無意識に飲み込む動作(嚥下)をしています。

舌癖のある人は飲み込むたびに舌で歯を押していて、歯に不適切な力が加わり、歯並びを悪化させます。

このような癖を改善しないまま矯正治療を行うと治療終了後に再び歯が元の位置に戻るリスクも高まってしまいます。

そのためMFTは矯正治療を成功させるための重要なステップとして位置付けられています。

MFTによって正しい舌も位置や唇の動きを習得することで、食事や発音呼吸などの口腔機能全般の改善や鼻呼吸が促進など…

身体に良い影響しかありません!

 

 

今回の勉強会でのトレーニング内容を紹介します。

 

・スポットポジション(舌の先をいつもつけておく正しい位置)を覚える ※舌の先を丸めないこと

スポットポジションを覚えて実際にやってみると結構難しく、意識しないとすぐに舌がスポットから離れてしまいました。

 

 

 

 

 

・ポッピング(舌を上に持ち上げる力を強くする)

舌全体を上顎に吸い上げ、ポンと音を出す。

 

 

・スラープ&スワロー(正しい飲み込み方を覚える)

舌を上顎に吸い上げ、ストローを噛む。口の横の方からスプレーで水を入れ、吸い込んで飲み込む。

 

※飲み込む時は奥歯を噛む。

※飲み込む時に唇を閉じないこと

 

 

 

 

 

舌を正しい位置に置いて飲み込む練習はなかなか難しかったです!

私も無意識に舌で前歯を押しながら飲み込んでいたみたいです。

この癖が歯並びにも影響するんですね…。

 

どの練習も難しいながら、コツをつかむとちゃんと出来るようになりました!

これからも引き続き舌の位置を意識して生活、トレーニングを続ける予定です。

 

 

MFTはただのトレーニングではありません。

歯並びや噛み合わせだけではなく、呼吸や健康、そして顔の印象まで変えてくれます。

気になった方はお気軽にご相談ください。

 

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