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顎関節症について

顎関節学会のシンポジウム

2011年7月23、24日に広島で行われた第24回日本顎関節学会総会にシンポジストとして
参加してきました。

シンポジウムのテーマは
“一般臨床医における顎関節症の治療の現状:診断と治療の要点は?”というもので、

そのなかで、”TCHと運動療法”について講演を行いました。

顎関節学会.jpg

TCHとは、”Tooth Contacting Habit”の略で食事など以外の時に上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。

食事以外の時には上下の歯は接触していない(離れている)のが普通なのですが、患者さんの中には、歯が接触していることが普通だと思っている方がかなりいます。

この癖は無意識で行っているので、気づかないことが多いのですが、歯や歯周組織、顎関節、顔面の筋肉などに大きな負担をかけ、痛みをはじめとする様々な症状を引き起こす誘因になっていることがわかっています。

インプラント治療においてもこの癖がある場合には、術前にある程度是正をしたり、治療後にマウスピースを使用するなど対処が必要になります。

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