口腔外科について
外傷について
顎顔面の外傷
転倒、スポーツ、交通外傷などで、あごや歯、顔面に受ける外傷(けが)には、次のようなものがあります。
口腔内の裂傷
歯牙脱臼 (歯が動いたり、抜けたりする)
歯槽骨骨折
顎の骨折 など
交通外傷による骨折及び歯牙の脱臼、破折。
上顎の前歯は折れてしまい、
下顎の前歯は抜け落ちてしまいました。
外傷の治療
歯の脱臼
* 亜脱臼:歯が揺れていたり、動いている場合
歯を元の位置に戻し、周囲の歯と一定期間、固定します。
経過観察中に、歯の神経が死んでしまった場合、
神経を取る処置が必要になることがあります。
* 脱臼:完全に歯が抜けてしまった場合
歯がもとに戻せない場合、傷の状態が落ち着いた後、
ブリッジ、入れ歯、インプラントなどで歯を補います。
移植できる歯がある場合は、歯牙移植をする場合
もあります。
* 骨 折
骨折の部位、状態によって、一定期間、歯や
あごの固定を行う場合や手術で骨折部位の
固定を行う場合などがあります。
* 裂 傷
口の中の粘膜(舌、口唇、歯肉、頬粘膜など)が
切れてしまった場合、切れた部位を縫い合わせます。
出血もなく傷が小さい場合や擦り傷のような場合は、
縫わずに様子をみることもあります。