歯内療法について
歯の神経の治療 (2)
2つ目は、歯の神経が死んで、根の先に感染を起こした場合です。
虫歯が大きく、しばらく放置していた場合など、歯の神経が死んでしまうことがあります(歯が変色してきます)。
また、以前に神経の処置をした歯が再度痛み出した場合、神経の処置が必要になります。
このような場合、死んだ神経が腐敗したり、以前の不完全な治療などで細菌が感染すると、膿が溜まりますが、歯の内部は、硬い組織に囲まれているため、外に排出することができず、根の先にたまり、その周囲の骨を溶かしていきます。
レントゲンで見ると、根の先に黒い影がみえます。
やはり、この場合も内圧がかかるため、痛みを伴います。
この膿は、出口を探して、骨の弱いところを溶かし、歯肉に到達すると、粘膜の下で溜まるため、歯肉が腫れてきます。
そして、さらに進行すると、歯肉をつきやぶり、お口の中に膿を排出します。
処置としては、死んだ神経を取ったり、以前につめていた充填材を除去し、汚染された部分を徹底的にきれいにして、消毒し、変質しない材料で隙間なく密封します。
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死んだ神経を取ったり、以前につめていた充填材を除去し、汚染された部分を徹底的にきれいにして、消毒します。
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変質しない材料で隙間なく密封します。