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口腔外科について

口腔扁平苔癬

扁平苔癬

頬粘膜に白色のレース状の病変ができており、
周囲に発赤がみられます。

びらんがみられる場合にはしみることがあります。

<原因と誘因>

原因は不明と言われていますが、促進因子として口腔内刺激(金属アレルギーなど)や喫煙のどが関与するといわれています。

<好発部位>

80~90%が頬粘膜にでき、舌、口唇、口蓋、歯肉にできることがあります。

<症状>

幅1~2mm程度の乳白色の細かい線がレース状や網状の模様を示すことが多いです。

白い線状の内側は赤みやびらんを呈することもあり、接触痛があります。

時に、水疱を生じ、慢性の経過をたどったものは暗褐色の色素沈着がみられることもあります。

慢性の経過をたどり、1~10年程度のものが多いとされています。

発生部位によりその病変は多少異なり、舌では、斑状の白色病変は特徴的です。

<治療法>

びらんや疼痛のある場合には、ステロイドの軟膏や噴霧剤を使用します。

当院では、金属アレルギーが関与すると考えられる場合には、口腔内にある金属の修復物を金属のない修復物や純度の高く生体親和性の高い金属に作り変えることによって口腔内の刺激を最小にするような治療を行っています。

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