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口腔外科について

乳頭腫

乳頭腫とは、粘膜表面に乳頭状に発育した腫瘍性増殖をいいます。

口腔粘膜の他、皮膚や消化管にも発生します。

口腔粘膜の乳頭腫は、まれではなく組織学的には上皮性の良性腫瘍に属しますが、悪性転化の可能性を持つといわれています。

<原因>

さまざまな慢性刺激による反応性増殖物で真性の腫瘍は比較的少ないです。

その刺激としては、誤って噛んでしまったり、歯列不正の歯や合っていない被せもの、喫煙、アルコールの強い飲み物、ウィルス感染などがあげられています。

<好発部位>

舌(約40%)、口蓋(約28%)次いで歯肉、口唇、頬粘膜などがあげられます。

<症状>

形状は乳頭状が最も多く、次いで疣贅状、カリフラワー状などがあり、大きさは2~3mmから雀卵大以上までさまざまです。

境界はおおむね明瞭で、上皮の角化が著しいものでは白色を呈することもあります。

多くは単発性ですが、時に多発することもあります。

<治療>

悪性腫瘍との鑑別が必要ですが、刺激物を除去し、一般的には切除します。

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