TOPICS

スタッフノート

キシリトールのホント!

歯科衛生士の小塩です。

桜がきれいな季節になりましたね!

今日のテーマのキシリトールは、自然界では多くの果実や野菜に含まれているってご存知でしたか?

ガムやタブレットなど、お菓子の形で口にするものは、白樺や樫などの木から抽出したものを原料にして作られています。

実は普段のお食事で口にしている方も多そうですね!

 

さて、そんなキシリトール、どのような甘味料なのでしょうか?

歯に良いってことはなんとなく知っているけど…実際どういいの??

そんな知っているようで知らないキシリトールについて今回はお話します。

 

 

キシリトールは、糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。

糖アルコールの中では最も甘く、砂糖と同じ甘味度を持っているんですよ。

ですが、そんな甘~い甘味料なのに、、、、

 

むし歯の原因にならないんです!!

 

それはなぜでしょうか…??

 

それは、口の中で歯を溶かすほどの酸は作られないから。

本来、歯垢(プラーク)中で酸ができますが、キシリトールからは酸は全くできないんです!

 

①酸を作らないこと。

②甘みが強く、その甘味により唾液の分泌を刺激して酸を中和すること。

 

キシリトールがむし歯の原因にならない理由は↑↑↑これだったんですね。

 

ですが、

キシリトールの効果はそれだけではありません!!

むし歯の原因にならないだけではなく、

むし歯の発生や進行を防ぐという、効果まであるんです。

 

①むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなる。

②歯の再石灰化を促し、歯を固くする。

③むし歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める。

 

このような働きまで持っている優れものなんです!

 

キシリトールを使用した場合、30~80%の確率でむし歯の発生を防いでくれるという研究結果も報告されています。

 

みなさんもキシリトールを積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。

 

キシリトールの効果を得るには、

できるだけ高濃度(50%以上)で含まれていることと、砂糖などの発酵性の甘味料が含まれていないことが必要です。

シュガーレス表示を確かめるか、パッケージの成分表示をよく見て、糖類が0gであることと、糖質中におけるキシリトールの割合が50%を超えていることを確認して選ぶようにしてくださいね!

キシリトールを効果的に摂取して、むし歯に負けない歯を目指しましょう!!

ページトップへ
Translate »