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『第43回 日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部学術大会』テーブルクリニック登壇

2024年2月24日(土)

『第43回 日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部学術大会』に於いて、テーブルクリニックが開催され、理事長・院長の塚原宏泰が講師として登壇いたしました。

講義の後は、『 DASK Simple 』を用いたHands-onを行いました。

 

       

 

当院の患者様には、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)をお受けになっている方が多くいらっしゃいますね。

上顎洞底挙上術・・・サイナスリフト/ソケットリフトとは:上顎洞が早期の抜歯などによって拡大しているとインプラントを埋め込むための骨量が不足していることがあります。その際に上顎洞底を挙上して骨量を増加させることで、インプラントが可能になる術式をいいます。

顎洞粘膜を広範囲に剥離/挙上するサイナスリフトとインプラント埋入部位の上顎洞粘膜のみを剥がすソケットリフトがあります。

サイナスとは、上顎にある鼻の通り道・「上顎洞」、すなわち副鼻腔のことです。安全にインプラントを埋め込むためには、骨の厚みが重要な判断基準となります。

歯が抜けてから時間が経っている方は、上顎の骨が薄くなっているケースが多いです。重度の歯周病や虫歯の進行により歯を支えていた歯槽骨が吸収されている場合も、上顎洞の底に十分な骨幅・骨量が少なくなっていることがあります。

十分な骨の量を確保しないまま無理にインプラント治療を行った場合、埋め込んだインプラントがサイナスに落ちてしまう可能性もあるため、まずは骨の量を増やしてから行う必要があります。

 

※骨が少ない場合に必要な治療の詳細は、過去のブログの記事をご参照ください。

骨が少ない場合のインプラント

PRGF 骨再生治療

 

サイナスリフトやソケットリフトといった骨造成術には治療前の術前診断、副鼻腔の解剖学的診断、そして何より高度な技術が求められます。

そのため、すべてのインプラント治療を提供している医院で骨造成術が受けられるわけではありません。

昨今、インプラント治療を数日間の研修のみで導入し、治療メニューとして提供する歯科医院が多くなってきていますが、そのような医院でサイナスリフトまでを対応することはないでしょう。

そのためか、他院でインプラントを受けられない患者様が、当院でのセカンドオピニオンをご希望されるケースが増えています。

 

当院では、「口腔外科の専門医・指導医」として数々の難症例を多く担っております。

「指導医」とは、その名の通り、歯科医師の先生方を指導できる立場であるということになります。

指導医としての仕事は、院内での指導に限定されず、今回のような学会での講義や実習の講師としての依頼も多くございます。

 

全国の歯科医師人口は107500名ほどですが、口腔外科領域で「専門医」のさらに上である「指導医」の認定を受けている歯科医師の割合は以下の通りです。

1)日本顎顔面インプラント学会の指導医は全国で217人、割合としては歯科医師人口の0.2%

2)日本口腔外科学会の指導医は全国で948人、割合としては歯科医師人口の0.88%

 

どちらも全国の歯科医師人口1%に満たない割合です。皆さんの想像より、はるかに少ないのではないでしょうか?

当院院長の塚原宏泰は、この1)2)ともに指導医であり、長年の経験をもとに、安心安全な外科治療・インプラント治療をご提供しております。

他院で難しいと判断された方でも対応が可能ですので、是非ご相談ください。

 

Thank you for reading this to the end!

Director YURIKO

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