10月10日は「世界メンタルヘルスデー」
相談役の木村です。
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。
メンタルヘルスは、心だけでなく体にも影響します。
近年、ストレスによる「強い食いしばりから、顎の痛みが気になる」とご来院の患者様が急増しています。
忙しい日々、責任の重い仕事、家庭内の事情、環境の変化など、きっかけは様々です。
多くの方は、「顎の痛み」「顎関節症ではないか」というご不安を抱えての受診です。
また、若年層の患者様で奥歯が割れてしまいお痛みが酷い方などは、「慢性的な食いしばり」や「就寝時の歯軋り」から、破折を引き起こしていることも少なくありません。
一般歯科医院において、顎関節症の保険診療はスプリント療法が多く、スプリント(マウスピース)を歯列に装着することで顎関節や筋肉への負担を軽くして安静に保ったり、顎を整位したり、歯ぎしりや食いしばりの悪習癖を緩和します。日中はご自身で意識していただく必要があります。
当院は、口腔外科でありながら顎関節症も専門としており、外科療法「関節腔洗浄療法、パンピング・マニピュレーション」を行うことが可能です。これらは、クローズドロックに対して有効な治療法であるだけでなく、合併症の少ない安全な治療法です。
院長の塚原は「日本顎関節学会 専門医 指導医」「日本口腔外科学会 専門医 指導医」であるため、顎のトラブルへの外科療法も安心してお受けいただけます。
また、慢性的に強い食いしばりによるお悩みのある患者様には、適正な単位数を使用したボツリヌス菌注入療法をお勧めしております。
いわゆるボトックス注射は美容外科などで安価で受けられる注入療法として人気がある施術ですが、
美容外科での「エラボトックス注射 」は単位数の不足や希釈濃度の薄さにより、期待した効果が出にくい場合が見受けられます。
当院においては、80単位から100単位という量を、推奨された濃度を順守し、咬筋に的確に注入をしていきます。
顎関節症は、症状を自覚してからの期間が長いほど、その予後も悪くなるともいわれています。
もし顎関節症の症状を自覚した時は早めの専門医療機関への受診が、早期の症状改善には大切です。